働き方改革という言葉をよく耳にしますよね。しかし、それによって持ち帰り残業といった弊害が出てきています。
働き方改革によって、長時間労働の見直しなどの動きがありました。
これで日本も労働に対する意識改革が行われ、もうこれからは働きやすい社会になる!
と思うかもしれませんがそれは大きな間違いです。
働き方改革によって”持ち帰り残業”といった弊害が出てきています。
これではなんのため働き方改革はわかりませんよね。
ただ単に労働時間を減らすだけでも何の改革にもなりません。
さらに持ち帰り残業によってリスクも伴います。
そこで今回、持ち帰り残業が危険な理由と回避する方法についてお伝えします!

気になるとこだけツマミ読み
持ち帰り残業が危険な3つの理由

ただ自分が我慢して働けばいいだけと考えるかもしれませんが、持ち帰り残業によって起こる弊害が3つの理由があります。
①長時間労働になる

まず、8時間みっちり働いたあとで家に帰ってまで仕事をすると長時間労働につながります。
持ち帰り残業をするぐらいですから会社でも残業をして、さらに家に帰ってからも仕事をしているかもしれませんね。
そうなるとますます労働時間は長くなります。
何が危険かというと、体力的な問題もありますが、長時間労働が続けばメンタル面でも不安定になり、うつ病などのリスクが高まります。
②残業代が請求しにくい
持ち帰り残業となると、家であっても仕事をしているので残業代が発生するはずですが、会社で残業をするより残業代が請求しにくいです。
例えば上司からの指示で家で業務を行う場合はもちろん残業代が発生します。
しかし、勝手に仕事を持ち帰った場合は労働時間とみなされないため、会社側に残業代を支払う義務はありません。
到底終わらない業務量を命じられ、ノー残業デーなどでやむをえず仕事を持ち帰った場合は残業代を請求できる場合があります。
ただそれを証明するのが難しいため、持ち帰り残業をしなければならない場合は上司に相談するのがよいでしょう。
③情報漏洩のリスクが高い
一番心配なのは情報漏洩です。
会社からパソコンを持ち帰る場合もあるかもしれません。
しかし、これは情報漏洩のリスクがあるのでとても危険です!
- カフェで作業するときなど席を離れた瞬間にパソコンが盗難被害に合う
- 車内に置きっ放しにしてコンビニに行ったら車上荒らしに合う
- 自宅のネット回線を使用したらパソコンがウイルスに侵されてしまった
など、これらは実際に被害があった事例です。
だいたいのパソコンにはロックがかかっていると思うのですぐに情報漏洩に結びつく可能性は低いかもしれませんが、大切な会社の企業機密などを紛失してしまうのは重大なコンプライアンス違反です。
【働き方改革】は単なる表向き
こうした持ち帰り残業が発生する原因として、働き方改革も関係しています。
時間外労働の上限について、月45時間、年360時間を原則とし、臨時的な特別な事情がある場合でも年720時間、単月100時間未満 (休日労働含む)、複数月平均80時間(休日労働含む)を限度に設定。
引用:厚生労働省HP
働き方改革によって長時間労働に対する大幅な見直しが実施されました。
これによって表向きは残業時間が減ったかのように見えるかもしれません。
しかし働き方改革はただ残業を禁止しただけで、業務量が減ったわけではないので何の解決にもなりません。
『業務量は減るどころか増えるばかり、しかし残業はするなと言われてしまう。』
どこでカバーするかというと社外でできなかった仕事をするしかありません。
そしてカフェや自宅でしようとすると、情報漏洩などのリスクが伴います。
持ち帰り残業を回避する方法
持ち帰り残業を回避する方法として
- 現状の業務量がどれぐらいかかるのか分析をする
- 上司(会社)に現状を訴える
- 持ち帰り残業となる場合は上司(会社)からの指示がないとできないことを伝える
といった手順を踏むといいでしょう。
いきなり持ち帰り残業が多いからなんとかしてくれと言っても、上司もどれぐらい持ち帰り残業をしているのかはっきりしないことには対策は練れません。
また、何かあったときにあなた個人の責任にしてくる可能性もあるので、上司からの指示でやるという流れにしておかないとリスクが伴います。
ひとりでできることではないので、部署や同じチームでも相談することが大切です。
長期化させないことが重要
持ち帰り残業は長期化させないことが重要です。
長期化しているということは人員に対して業務量が多すぎるので人手不足です。
人員を補充してもらうか、業務を分散させるなど対策を練る必要があります。
しかし、持ち帰り残業が長期化もしくは常態化している場合はブラック企業化していることもあり、改善するのはかなり厳しいかもしれません。
持ち帰り残業がつらいなら思い切って退職することも視野に入れた方がいいでしょう。
どちらにせよ、持ち帰り残業はデメリットしかないので、今の状況から抜け出すことが必要不可欠です。
それでも無理なら退職する

持ち帰り残業がつらく、対策を講じても無理な場合は退職するのもひとつの方法です。
改善の見込みもないので、すぐに退職することをオススメします。
退職代行サービスなら今すぐ退職することも可能です。
退職後の不安もありますが、転職サポートもあるので安心です。
もちろん会社が改善してくれたらそれが一番いいのですが、そう簡単には変わりませんし、あなたが倒れるか会社が改善するかのどっちかです。
そうならないためにも先手を打っておくのは有効な手段です。
退職代行については下記のリンクに詳しく書いてあるので、ぜひ読んでみてください。
読むだけで大丈夫です。
あとは決心が着いたときに使えばOKです。
まずは怪しいと思ってもいいので見てください。
それだけ自信があるサービスです。
