特に福祉系の専門学生や大学生の就職先として大人気ですね。
社会福祉協議会では約2年半勤め、コミュニティーソーシャルワーク事業やボランティア事業、地域福祉や生活困窮者事業など様々な業務を経験してきました。
社会福祉協議会は、特に社会福祉士の資格を持ち、地域福祉に興味のある人には大人気です。
今後のキャリア展開として、生活相談員やソーシャルワーカーとしてやっていきたい人にとって、社会福祉協議会での経験はかなりプラスになることが多いと思います。
しかし、特殊な業務が多いこともあり、想像以上に過酷なことも多く、環境が良いともいえません。
今回は社会福祉協議会の就職・転職ってどうすればいいのでしょうか?
また、実際働いてみてどうだったかお伝えしていきます!
気になるとこだけツマミ読み
社会福祉協議会に就職するための必要な資格って?
社会福祉協議会に就職するために必要な資格は特に決まりはありません。
しかし、福祉に関する事業なので無資格よりかは福祉関係の資格を持っていた方が有利なのは間違いありません。
- 社会福祉士
- 社会福祉主事任用資格
- 介護福祉士
- 介護支援専門員(ケアマネージャー)
このうち、どれかは保持していた方が有利です。
社会福祉士は国家資格なのでハードルが高いですが、社会福祉主事任用資格は、通信教育や福祉系の学校に通っていれば、卒業と同時に付与されることもあります。
社会福祉協議会に就職する方法とは?
社会福祉協議会に就職するには2つの方法があります。
- 一般公募から採用試験を受験
- 嘱託社員やアルバイトから入社し、採用試験を受験
社会福祉協議会は一般的な会社と違い、求人サイトでの募集はあまり見かけません。
地域からの寄付や交付金などが財源となっているため、採用にお金をかけにくいという事情もあり、ハローワークやホームページで募集をしているパターンがほとんどです。
社会福祉協議会の主な仕事とは?
①地域の行事や見守り活動
地域で開催される防災訓練や福祉に関する行事、時にはお祭りなどにも参加することもあり、社会福祉協議会が主催となって地域でイベントを開催することもあります。
他にも、高齢者の見守り活動などを地域で考えるワークショップを開催することもあり、これは社会福祉協議会がするべきことと、すべきではないことと分けるよりは、その地域の特性に合わせて業務を行うことが多いです。
②ボランティア事業
このボランティア事業も大切なお仕事です。ボランティア事業はだいたいどこの社会福祉協議会でも行っている事業です。
自分自身がボランティアをするというよりは、ボランティをしたい人とボランティアを必要とする人をマッチングさせるのが主な仕事で、ボランティアの内容も施設のイベントのお手伝いや高齢者の買い物サービスなど、種類もその地域によって様々です。
大変なのがあくまでもボランティアなので、せっかくマッチングさせても平気でキャンセルをしたり、頼んだのに当日になって来ないといったトラブルや、必ずボランティアさんを紹介してもらえると思っている人が多く、マッチングできないとクレームを付けてくる人がいるので、対応が大変です。
③高齢者や障がい者への支援
高齢者や障がい者への支援も社会福祉協議会の仕事に含まれます。
しかし直接介護などを行うのはヘルパーさんやケアマネージャーなので、どちらかと言えば介護サービスに繋げるまでが主な仕事になります。
地域包括支援センターとも繋がりがあるので、高齢者の支援などは地域包括支援センターへと引き継ぎ、協力しながら支援を進めていくことが多いです。
あくまでも福祉サービス等に繋げることが目的なのですが、定期的に無料で支援してくれるサービスと勘違いされたり高齢者から支援を拒否されることもあり、大変な業務です。
④生活困窮者への支援
高齢者へ障がい者だけでなく、生活困窮者への支援も行っています。
生活福祉資金事業といって、生活困窮者へ一時的に生活費を貸し出す事業などもあります。必要であれば生活保護への受給に繋げるケースもあります。
福祉事業の貸付だと返さなくてもいいだろと考える悪質な人も多く、”お金”が絡むと人は醜くくなるんだなと、ちょっと人間不信にもなりかけましたね。笑
公務員とよく勘違いされるので風当たりがキツイ

社会福祉協議会の主なお仕事をご紹介しましたが、市町村の役所のお仕事と似ていることや、市町村からの委託事業を引き受けていることから市町村との関係性が近いので、よく公務員と勘違いされます。
地域住民や地域役員の中には、公務員に対して敵対心を抱く人も多く、社会福祉協議会の職員もそのターゲットになってしまうことはよくあります。
その地域の会長の一声によって事業がうまくいくかいかないかが左右されるので、公務員に似てるからという理由で毛嫌いされると相当厳しいですね。
社会福祉協議会は意外と過酷!?
追い討ちをかけるようですが、業務内容だけではなく職場環境においても過酷なことが多いんです。
①地域の会議は夜や休日に行われる事が多い

地域では地域のイベントなどや役員の報告会のためにの会議などが多いのですが、社会福祉協議会の職員も参加することがあります。
しかし地域の人には平日は働いてる人が多いため、平日の夜や土曜日などに行われることが多いです。となると、もちろんそれに合わせなければなりません。
地域の人はほぼ無償で活動している人が多いですが、職員は給料をもらって業務を行っている立場なので、時間外なので参加できないとは口が裂けても言えません。
プライベートなんてあったもんじゃないですね。
②容赦ない言葉を浴びせられたりと精神的に辛い

一生懸命、地域や生活に困っている人のために日々業務を行っていますが、容赦ない言葉を浴びせられたりと精神的に辛いことが多いです。
地域の中でゴミ屋敷や迷惑行為をする困った住民がいれば「行政が何とかしろ!!」と、社会福祉協議会は行政ではないのでが、何とか解決するのが当然だと思われているので、解決できなければ文句を言われます。
また生活困窮者からお金に関する相談も多いのですが、お金が借りられる手段がないとわかると罵声を浴びせられたり「制度、制度って情というものはないのか!!」など困ったことを言われます。
税金ではなく寄付や交付金等ですと言ってやりたかったですね。笑
とはいえ、こうしたことが続くと精神的にも参ってしまい、うつ病などを発症する人も少なくはありません。
③サービス残業や解決しにくい業務が多い

社会福祉協議会では精神疾患を持った人の自宅に訪問することもあるので、時には命の危険にさらされることもあります。
ゴミ屋敷に関する相談もあり、すぐに解決できないことが多くとても激務です。
地域のお祭りなどの行事に参加する時はプライベートでの出勤となり、サービス残業やサービス出勤となることが多いです。
地域との関係性を築くためにも、プライベートを削ってでも信頼関係を築く必要があるため、とても辛いです。
どれか一つでも当てはまったら考え直した方がいい
上記でも見てきたとおり、社会福祉協議会は意外と過酷なことが多いんです。
しかし、社会福祉協議会で働きたい理由として多いのが、
- 福祉業界でも給料がいいから
- 安定しているから
- 定時で帰れて休日が多いから
- 仕事内容も楽チン
- 公務員と同じでしょ?
であり、地域福祉に携わりたいというのは建前で本音はこういった理由であることが多いです。
もしこの中に一つでも当てはまることがあれば、社会福祉協議会で働くのは辞めた方がいいです。
社会福祉協議会よりも良い職場はたくさんある!
社会福祉協議会は福祉業界の従事する人なら憧れの職場ではありますが、でも正直他にも良い条件の職場はたくさんありますし、社会福祉協議会の他にも地域福祉に関わる仕事はあります。
そして実際に働くと理想とは全然違い、そのギャップに落胆してしまいます。
でも社会福祉協議会よりも良い職場ってどこにあるの?どうやって見つけるの?と疑問に思うかもしれません。
こうした疑問を解決するには福祉業界に特化した転職エージェントを利用するのがオススメです。
良い職場探しは転職エージェントに相談!
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などメリットがたくさんあります。
特に福祉業界はまだまだブラックな介護施設も多く、自分で探すと転職して後悔したという話もよく聞きます。
でも福祉業界の転職エージェントってどこがいいの?と思いますよね。
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