働き方改革が進み、感染症の流行も重なって在宅勤務(テレワーク)を実施する会社が増えてきました。
しかしその一方で、派遣社員のテレワーク実施が遅れているという話も聞きます。
在宅勤務は正社員だけの実施で、派遣社員は通常勤務というパターンも多くあるようです。
派遣社員は在宅勤務ができないと考えている人もいますが、派遣社員でも在宅勤務は可能です。
にもかかわらず、どうして派遣社員のテレワーク導入が進まないのでしょうか。
思い切って転職するにしても、今の時期はリスクが高すぎます。
派遣社員にとって、今できることは何か一緒に考えてみましょう。
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派遣社員でも在宅勤務は可能!
派遣社員は正社員のように在宅勤務はできないと思い込んでいる人がいます。
しかし、実際にはテレワークをすることが可能です。
労働者派遣法では、労働派遣契約書のなかに働く場所や仕事の内容、労働時間を明記する必要があります。
契約書に書かれた就業場所は会社であることが多いため、自宅での業務はできないと考えてしまうようです。
働く場所をオフィスだけでなく、自宅も含めるような契約内容に変更すれば在宅勤務が可能になります。
派遣会社としては、就業場所がどこであっても同じなので契約内容の変更は歓迎するところです。
つまり、派遣先の合意があれば、派遣社員であっても正社員と同じように在宅勤務をすることができます。
実際に在宅勤務になった話
これには難しいことは何もなく、
- 派遣先から派遣元へ在宅勤務に関する説明
- 派遣先と派遣元から在宅勤務に関する契約書の交付
だけでした。
法律上は在宅勤務ができないわけではないので、複雑な手続き等もありません。
派遣先と派遣元はもうちょっと複雑なやりとりがあったとは思いますが。
在宅勤務をさせてもらえない3つの理由!
上司(派遣先)が対応してくれない
結局はこの理由が一番大きいと思います。
派遣先が認めれば話はカンタンです。
何度もお伝えしてきたとおり、派遣社員でも契約内容を整えれば在宅勤務はできます。
しかし、特に最近多いのが、正社員はテレワークをしているのに派遣社員は通常出勤というパターンがあります。
正社員が在宅勤務を行っているということは、テレワークの環境自体は整っているはずです。
業務の内容が違う・派遣社員だから、もっといえばわざわざ契約内容を変更したりするのが面倒だからという理由ではないでしょうか。
残念ながら会社組織である以上、在宅勤務については上司の判断に従うしかありません。
セキュリティ上の問題
テレワークでは自宅から会社のネットワークを利用したり、個人のPCを使う仕事がメインになります。
そのため、会社は在宅勤務に合わせた新たなセキュリティ環境の整備をしなくてはいけません。
なぜなら、社外からのアクセスや機材・データの持ち出しなど、これまで必要のなかった管理が求められるからです。
管理手順の準備やシステムの作り変えなど、場合によってはかなりの時間やコストがかかります。
機材の紛失やテータの流出など、テレワークで発生する可能性のある事故も想定しておかなくてはいけません。
管理者からするとリモートワークをするためのセキュリティ対策はかなり大きなハードルとなっているのです。
PCなどの準備ができない
テレワークでは多くの場合パソコンを使った業務が中心となるため、個人で使うノートPCなど機材の手配も課題の一つです。
会社のパソコンがすべてデスクトップであったり端末を社員で共用している場合は、在宅勤務用の機材を準備する必要があります。
正社員にだけノートPCが支給されているという会社であれば、派遣社員用にパソコンを用意しなくてはいけません。
それには費用や管理の手間も発生するため、手配が見送られてしまったりなかなか進まないということもあります。
社員は在宅勤務、派遣社員は出勤という職場が多い
「テレワークを実施している」という企業でも、実際には正社員だけが在宅勤務をしていて、派遣社員は通常出勤という会社も多いようです。
確かに派遣社員のテレワーク実施には、いくつかハードルがあります。
- 在宅勤務ができる派遣契約の更新
- 社内でしかできない担当業務の処理
- セキュリティの設定や支給品などの手配
など、何度もお伝えしてきたとおり、こうした理由が多いと思います。
こうした課題を会社側がクリアしてくれなければ、派遣社員のテレワーク実施はどうしても後手に回ってしまいます。
とはいえ、会社が必要と判断すれば派遣社員の在宅勤務はそこまで難しいことではないずです。
「派遣社員だから」という漠然とした理由によって、働き方の改善がされないのは企業の姿勢と考えるしかありません。
特に今のような非常事態に柔軟な対応ができる企業のほうが、社員にとって働きやすい会社といえるのではないでしょうか。
在宅勤務ができる職場を探すのもひとつの方法
感染症の流行時など、緊急の際には従業員への柔軟な対応が取れる職場を探すというのもひとつの方法です。
テレワークで働きたいと思うなら派遣や正社員などの雇用の形態にこだわらず、別の基準で仕事を探すという手もあります。
それには、転職サイトを覗いてみるという方法があります。
求人票で在宅勤務が実施されているかどうかを見れば、働きやすい環境なのかある程度予想できるからです。
現在は景気の動向も不安定で、転職はリスクが高い状況といえます。
同じように考える人が増えていけば、今後テレワーク可能な企業の求人広告に対して、応募者が殺到するでしょう。
そのため、在職中に求人情報を集めながら、職業選択の視野を広げていくというのがベストな行動です。
転職サイトで新着求人の設定をしておけば、普段のメール確認だけで情報収集ができます。
そうしておけば求人の動向がわかるだけでなく、良い求人がみつかったら即対応できるはずです。
状況が落ち着くまでは、あなた自身の働き方を考えながら求人情報のチェックをしてみましょう。
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