統合失調症だと働くのは難しいんでしょうか?
現在、統合失調症で働けないと悩んでいる方も、安心してください。
統合失調症でも働くことは可能です。
統合失調症は以前は「精神分裂症」という名称でした。今聞くととても衝撃的な名称ですね。
どこか普通の人と違う、危ない人だという認識が広まった要因にもなってしまいました。
こういった背景からも統合失調症を隠して生活をしている人もまだまだたくさんいると聞きます。
あなたも周囲に話せず、苦しい思いをしたことがあるのではないでしょうか。
そこで今回、統合失調症の人でも働ける方法をお伝えします!
目次
統合失調症が生じる3つの原因
まずは統合失調症になってしまう原因をまずは詳しく見ていきましょう。
統合失調症が生じる原因として主に3つの要因があげられます。
①遺伝要因
遺伝要因として、遺伝は統合失調症の発症に関連していると言われています。ただ、親が統合失調症だからといって必ず遺伝するとは限りません。あくまでも他の親子と比べると発症率が高いということです。これに環境要因が加わって、発症する確率が高くなっていることも考えられます。
②環境要因
環境要因として、生まれた季節や環境が関係していると言われています。また、胎児期に受けたストレスや感染症への感染、幼児期などの虐待などの要因が考えられます。
③脳内物質の異常
脳内物質の異常として、脳内で情報伝達の役割を担うドーパミンやセロトニンといった脳内物質の分泌量の異常が要因の一つとして考えられています。
しかし、これらはあくまでも可能性であって、はっきりとした原因は解明されていません。
まずはしっかりと治療することが大切!
まずは医師と相談し、治療方針を決めていきましょう。
症状などに合わせ薬物療法を行い、心理教育、生活機能訓練、作業療法などのリハビリテーションを行っていきます。
完全に休養する方がいいのかという悩みもあると思いますが、症状によっては必ずしも社会から離れて休養する方がいいとは限りません。
そうした理由からも、医師と治療方針を決めていくことはとても大切です。
統合失調症はすぐに治るものではにないので、まだ病院で受診をしていないという人は、一度受診されることをおすすめします。
統合失調症からの仕事復帰で気をつけておきたいこと
最初にお伝えした通り、統合失調症であっても仕事に復帰することは可能です。しかし、仕事復帰をする時に気をつけておきたいことがあります。それが下記の3点になります。
①規則正しい生活を心がける
統合失調症からの仕事復帰に気をつけたいこととして、規則正しい生活を送ることは大前提となります。
統合失調症の人は不眠になりやすく、生活リズムが乱れる恐れがあります。その生活リズムが乱れるとホルモンバランスにも影響し、朝が起きられなくなり、会社を休みがちになってしまいます。
しかし、症状が良くなると今度は逆に過眠になってしまうなどの症状もあります。
そのためにも、毎日の起床時間と就寝時間を決め、体内リズムを取り戻すことが必要です。
②ハードワークな職場は避ける
次に統合失調症からの仕事復帰で気をつけたいこととして、ハードワークな職場は避けるということです。
先ほどもお伝えしたとおり、統合失調症にはストレスも関係しています。
ハードワークな職場であると、様々なストレスを抱え込みやすくなります。残業や休日出勤が多い職場だとゆっくりと休養も取れず、ストレス解消もできません。
せっかく仕事復帰ができるようになっても、ストレスを抱えすぎるとまた症状が悪化することもあるので、残業や休日出勤のない職場を選びましょう。
③人間関係で悩まない仕事を選ぶ
3つ目に統合失調症からの仕事復帰で気をつけたいこととして、人間関係で悩まない仕事を選ぶことも重要になります。
統合失調症を発症してしまった人の中には、職場の人間関係が原因でストレスを感じてしまい、発症している方もいます。
しばらく休職していたことでどこか後ろめたさを感じることがあり、それが不安材料となってしまい、再発やうつ病になってしまうことがあるので注意が必要です。
統合失調症の人には在宅でできる仕事がおすすめ!
それは在宅でできる仕事です!
仕事=外に行かないとできないものと思っていませんか?
確かに昔であれば、オフィス、工場、店舗など、職場に出勤しないと仕事ができないのが当たり前でした。
しかし、最近では在宅でできる仕事も増えてきているのです!
例えば、在宅でできる仕事の例としては、、
- WEBライターの仕事
- ラベル貼りの仕事
- 荷物の梱包作業
- アンケートモニターの仕事
- 覆面調査・市場調査
などあげ出せばキリがないほど、在宅の仕事はたくさんあります。
統合失調症で働けないと悩んでいる人にとって、在宅の仕事は非常に向いています!
- 人間関係で悩むことがない
- ストレスが軽減される
- 自分の裁量で仕事ができる
など、統合失調症になっても働けるのが在宅の仕事の魅力です!