能力はあるのに親の介護のために働くことができない若者が急増しています。いわゆる介護離職です。
業界全体が人手不足なうえ、介護離職は国が取り組むべき社会問題ですが、高齢者もどんどん増加していることから対策は追いついていません。
日本は超高齢社会であり、2025年には3〜4人に1人は65歳以上の高齢者になると言われています。
厚労省の発表によると、1年間で約10万人が介護を理由に退職や転職をしているそうです。
特に40代〜50代ぐらいの中高年に多いです。介護離職をしてしまうと年齢的にも再就職するのはとても難しいです。
これは深刻であり、働けない人が増えるということはもちろん税金も徴収できませんし、生活保護世帯が増加するとさらに負担が増えてしまいます。
そこで今回、親の介護で働けない人でも働ける方法をお伝えします。
目次
親の介護があると仕事はできない?
親の介護があると働けるのか?それは親の介護状態にもよります。
先ほどもお伝えした通り、介護サービスの利用や施設に入所すれば可能です。在宅であればデイサービスの利用や介護ヘルパーの利用も検討すべきでしょう。
また、会社によっては介護休業などの制度が使える場合があるので会社に相談してみましょう。
ただ、昼間は働き、家で親の面倒を見ながら生活をしていると休む暇がなく、介護うつなどになってしまうことがあるので注意しましょう。
親ので働けなくなってしまう理由とは?
主な理由として、
- 介護サービスがあることを知らなかった
- 親が介護サービスを受けてくれない
- 仕事との両立ができなかった
- 特別養護老人ホームが満床ですぐに入れない
- 親の面倒は自分で見るべきと思っている
といったように、親が介護状態になってもどこに相談したらいいのか?どういう仕組みでサービスが受けられるのか?など知らない方はまだまだ多く、仕方なく自分で面倒を見ている方は多いです。
また、親を施設に預けることへの抵抗もあり、自分で介護をすべきだと責任感を感じている方も多いです。
親の介護は思っている以上につらい
元介護士からすると、仕事として介護をするだけでも大変なのに、自分の親の介護であれば24時間介護しなければならず、精神的にも厳しいと思います。
デイサービスや訪問ヘルパーは抵抗がある
親の介護が必要な状態だと、昼間に自宅にひとりにするのは不安ですよね。
介護負担を減らすためにも、デイサービスの利用や訪問ヘルパーさんにお願いするのも一つの方法ですが、本人または家族が他人に介護をさせることに抵抗があることが多いです。
ワガママになる
親の介護が必要な状態になり、面倒を見ていると親からの要求がエスカレートすることがあります。
仕事中であっても何度も電話をしてきたり、要求が通らないと強く当たってきたりと、まるで子どものようにワガママになることがあります。
高齢になればなるほど、性格が子どもへと戻っていくということはよくあります。
罵声や暴力を受ける
これは認知症の方に多いのですが、これまで優しい親だったのに、自分の要求が通らないと罵声を浴びせたり、時には暴力的になることもあります。
介護士をしていたころには、こういうことはよくあったのでそこまで動じませんが、でも何もしらない家族が、突然親から罵声や暴力を受けると驚くのは当然だと思います。
介護うつや虐待ケースにつながることも
親の介護から逃げたくなる理由を見てきましたが、実は親自身も苦しんでいます。
親も人間なのでプライドもあります。
介護が必要な状態になり、これまでできていたことができなくなるってとても辛いですよね。
デイサービスに行くことに抵抗があったり、他人に介護されたくないと思う気持ちがあるのも当然です。
ワガママになるのもあなたに構ってほしいからであり、特に認知症の方による罵声や暴力は周辺症状なので仕方のないことなんです。
親も実は苦しんでいることをお伝えしましたが、しかし、理解してあげなければならないと思い詰めると、余計に精神的ダメージとなります。
『たまには自分の時間も欲しいし、親の介護が中心となる生活はうんざり・・・。』
そればかりか、親に対してついつい暴力を振るってしまうなど、虐待ケースに発展することもあるので注意が必要です。
社会全体の問題でもある
こうした”介護疲れ”は社会全体の問題でもあります。
よく高齢者虐待のニュースを耳にしますが、もともとは家族も虐待をしたくて虐待をしているわけではなく、自分でも介護疲れで感覚が麻痺してしまい、親に手をあげてしまいます。
介護者もある意味、超高齢社会の被害者でもあるんです。
もっと政府が高齢者問題に取り組むべきですが、高齢者はどんどんと増え、なかなか前に進みません。
しかし、政府はそれでもいいかもしれませんが、私たちにとっては親の介護は休むことができないのでそんなことでは困ります。
ひとりで悩まない
親の介護で働けないとひとりで悩まないようにしましょう。
これまで親に育ててもらったからと、親の介護は自分で全てしようと考えるかもしれません。
しかし、介護はそう簡単にはいきません。
親の面倒を他人に見てもらうのは申し訳ないと、ひとりで頑張ろうとした結果、心身疲労で虐待に繋がってしまうケースは非常に多いです。
介護のことで悩んだら、住まいの市町村や地域包括支援センターなどの専門機関へ相談した方がいいです。
こうした親の介護問題はあなたのせいではありません。
これは日本がこれから抱える問題であり、もっと国が動かなければならないことです。
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親を老人ホームへ入居させるべき?
親の介護をしながら働くことも不可能ではないですが、親の介護で働けないなと悩んだとき、親を老人ホームに入居させるべきかどうか、頭に浮かぶのではないでしょうか?
しかし、大半の人は『これまで育ててもらった親を老人ホームに預けるのは無責任かも』と罪悪感を感じます。
そう躊躇するのは当然ですよね。
老人ホームに関するイメージについて聞いてみたところ、
- 集団生活でプライバシーがない
- 虐待などが心配
- 自由がない
- 費用が高い
- ずっとベッドの上で身体状況が悪化しそう
と、老人ホームは不安などマイナスイメージの方が多いんです。
しかし、今の老人ホームは昔のような集団生活を強いられるような場所ではありませんし、最近は個々のケアに特化している老人ホームが多く、その人それぞれが快適な暮らしができるように考えられています。
昔のように同じ服を着させられて車椅子に乗せられるような時代ではありません。
そうしたイメージがあるからか、親を老人ホームへ預けることに抵抗がある人は非常に多いです。
老人ホームに預けることでお互い余裕ができる
今の時代の老人ホームは、自由に外出ができたり、食事の時間も自分で選べたり、家族が泊まれるような老人ホームもたくさんあります。
また、老人ホームに預けることで、あなた自身も親の介護から離れられる時間ができますし、親もあなたに気を使う必要がなくなります。
これは意外と盲点なのですが、実は介護している側だけがしんどいのではなく、介護されている側も『介護をさせて申し訳ない、でも介護をしてもらわないと暮らしていけない』と気を使っています。
介護士さんたちはプロなので、もっとこうしてほしいということが言いやすいですし、私も普段はひとりでのんびりできるので気が楽です。
娘も負担が減って良かったのか表情も明るくなって、今では毎週面会に来てくれますし、一緒に住んでいるときよりもいい親子関係になったと思います。
親を老人ホームへ預けることは無責任ではありません。
むしろ親を大事にしたいからこそ、お互いの最良な方法として”老人ホーム”という選択肢があります。
親の介護に悩まず働ける
親の介護で働けないと悩みすぎるのはよくありません。
これがだんだんと『親の介護さえなければ・・・』と親を責めるようになり、虐待へとつながります。
これが介護うつの始まりであり、介護放棄にまで繋がると最悪のケースになってしまうこともあります。
その方法として老人ホームへの入居を紹介しましたが、老人ホームの種類はとても多いですし、値段もピンキリです。
たとえば有料老人ホームといっても高級老人ホームもあったり、アクティビティに力を入れている老人ホームなど、特徴やシステム・値段も全然違います。
介護の知識があれば問題ありませんが、ほとんどの人が介護のことはわからないのが普通だと思います。
自分でじっくり探すのも悪くはないですが、自分で探して資料を取り寄せて見学して・・・となると入居までに何ヶ月もかかってしまいます。
老人ホーム探しはプロに任せる
老人ホームは入居して終わりではなく、入居するまでに老人ホームの担当者と面談をし、引っ越しの準備や入居手続き、介護保険の申請がまだであればそれもしなければなりません。
そこでオススメしたいのがきらケア老人ホームというキャリアアドバイザーが老人ホームを探してくれるサイトです。
入居時期や希望条件・費用などを相談するだけで、キャリアアドバイザーが条件に合った老人ホームをピックアップしてもらえます。
気になる老人ホームがあればキャリアアドバイザーが見学日程などを調整し、あとは実際に見学するだけです。
無料で相談でき、仲介手数料なども一切かかりません。
親を施設へ預けることに後ろめたさを感じていましたが、アドバイザーの方の「良い施設を探すことも、立派な親孝行です」との一言にハッとしました。
今では、家で介護していた頃よりもずっと、母も自分も元気です!
有料老人ホームには料金的に手が届かないと思いつつも、ダメ元でサービスに登録しました。
提案していただいた施設を見てびっくり!想像していた有料老人ホームより安価で設備も良い♪
結局、登録してから2週間で入居が決まりました!
よくある資料請求サイトとは違うの?
老人ホーム資料請求のサイトもたくさんありますが、資料請求サイトはピックアップした各老人ホームから資料が郵送され電話がかかってきます。
郵送だけならまだしも、5つの老人ホームを選んで資料請求すると5回も電話がかかってくることになります。
それにダイレクトメールもしょっちゅう届きます。
そう考えると間にキャリアアドバイザーが入ってくれる方が、窓口が一本でいいので手間が省けますよね。
さらに自分で資料を見比べていると時間もかかりますし面倒です。
その点、きらケア老人ホームは条件に合った老人ホームだけを紹介してもらえますし、キャリアアドバイザーに各老人ホームの違いなども相談できるので比較もカンタンです。
きらケア老人ホームはもちろん相談したからといって無理に入居する必要もありません。
あなたや親が納得せずに入居してしまうと、あとあとトラブルにもなってしまいます。
ただ、今の状況が長く続けばあなたも親にとってもよくありません。
きらケア老人ホームは下記のリンクからすぐに登録できます。
もうこれ以上親の介護で働けないと悩みすぎないためにもまずは相談してくださいね。